暖かくなってくると、布団やベッドで寝た後に、
何かに噛まれていることがありませんか?
蚊に刺されたあととは違って、
小さな赤いポツポツができてものすごくかゆい…このような経験をお持ちの方、
それはもしかしたらダニかもしれません。
ダニはどの部屋が一番多いか知っていますか?
ダニはどこの家庭にもいると言われています。
高温多湿が大好きなダニは、梅雨時になると急に増殖を始めます。
日本の梅雨時はダニにとって絶好の繁殖時期なのです。
ダニに噛まれると、ひどい痒みが1週間以上も続きます。
また、ダニの死骸や粉はダニアレルギーの原因となります。
そんな嫌な害虫、ダニは家の中のどこに多いのでしょうか。
やはりここ!寝具・ソファ
家の中でダニが一番多い場所、それは布団、ベッド、ソファーです。
ダニは人の髪の毛やフケ、アカを餌としています。
布団やベッド、ソファーにはこのような餌がたくさん落ちています。
しかも人が座ったり横になったりする場所ですから、
温かく湿り気もあります。つまり、ダニにとっては最高の環境なのです。
またソファーや布団は、ダニが奥の方まで潜り込みやすく、生活するのに最適の場所です。
食べこぼしに注意!じゅうたん・カーペット
その次にダニが多いのは、カーペットやじゅうたんです。
ここにもダニの餌がいっぱいです。
人のフケやアカはもちろんのこと、食べ物の食べこぼしも落ちています。
また、ダニが潜り込んだりしがみついたりしやすい構造になっています。
おススメの部屋別ダニ駆除方法とは?
ダニは布団、ベッド、ソファー、カーペット、じゅうたんといった場所に多いことがわかりました。
それでは、それぞれの場所でどのように駆除していけば良いのでしょうか。
寝具にはダニ捕りシートを使ってみよう
さて、いざダニを駆除しようとすると、
たくさんの種類の薬剤が売られていることに驚きます。
煙を出す燻煙タイプ、スプレータイプ、シートタイプなど、
どれを選んでいいかわからないくらい様々な商品が並んでいます。
一体どの駆除剤を選べばよいのでしょうか。
まず、ダニが一番多い布団やベッド、ソファーなどですが、
このような直接肌に触れるものに薬剤をふりかける事は抵抗がありますね。
最近では、殺虫成分を含まないものも出回っていますが、
それでも駆除剤を直接ふりかけて、
そこに座ったり横になったりする事はやはり避けたいと思う人が多いでしょう。
そんな時、便利なのがダニ取りシートです。
このシートタイプの駆除剤は、殺虫成分を含まないものがほとんどです。
内部にダニが好む食品添加剤などを置き、
ダニをおびき寄せて捕獲するというタイプのものです。
これなら、薬剤が肌に触れる事はありません。
布団やベッドにも安心して使うことができます。
じゅうたん・カーペットは掃除機を徹底的に
じゅうたんやカーペットの場合、まずは徹底的に掃除機をかけることが基本です。
掃除機をかけても生きているダニを吸い取る事はできないと言われていますが、
ダニアレルギーの原因であるダニの死骸やフンは取り除くことができます。
また、ダニの餌となる食品のカスなどをきれいに取り除くことで、
ダニの増殖を抑えることができます。
どの部屋でも効果的なダニ駆除方法とは?
部屋別に駆除する方法を見てきましたが、
「家じゅうを一気に駆除したい」という場合はどうしたら良いのでしょうか。
バルサンを炊いて一気に駆除
家中のダニを一気に駆除したいときには、やはりバルサンが最も効果的です。
昔から、害虫退治にはバルサンというイメージを持っている人も多いでしょう。
バルサンは燻煙タイプの代表的な殺虫剤です。
火をつけて煙を発生させるタイプ、水を入れて煙を発生させるタイプ、
煙ではなく霧を発生させるタイプの3種類があります。
殺虫成分を含まない駆除剤や、含んでいても微量なものの場合、
ダニを一気に死滅させる事は難しく、
長時間かけて根気よく駆除していかなければいけません。
しかし、バルサンならば、1日で駆除が終わります。
ただし、使用前、使用後の注意をよく読んで、
正しい用法と容量を守るようにしましょう。
薬剤を散布して駆除できる
もっと隅々まで完全に駆除したい、という場合は、
プロが使うような強力な薬剤も販売されています。
例えば、ベルミトール水性乳剤や、
エクスミン乳剤など、噴霧器とセットで売られているものもあります。
まとめ
ダニの駆除方法にはいろいろなものがありますが、
ご自宅の被害状況などに合わせて、自分に合うものを選びましょう。
また、ダニは、駆除よりも発生させないように予防することが大切です。
こまめに掃除機をかけたり、窓を開けて換気したり、
布団を乾燥させたりして、ダニの好む環境を作らないようにしましょう。