夏になると、寝ている間に何かに刺されてとてもかゆかった、
という経験は誰もがお持ちのことだと思います。
中でも明らかに蚊とは違って、小さな赤いボツボツができる、
強い痒みが1週間以上続く、狭い範囲を何カ所も刺される、
というようなことがあれば、それはダニかもしれません。
ダニがいない家はないと言われていますが、
特に最近では家の気密性が高まったため、
以前よりもダニが発生しやすくなっています。
その結果、注目されるようになったのが「ダニアレルギー」です。
ある調査結果では、小児ぜんそくの60%が「ダニアレルギー」に起因すると言われています。
そんなダニの駆除剤として、
最近人気が高まっているのがマットタイプのものです。
マットタイプのダニ駆除剤とは、どのようなものなのでしょうか。
また、どのくらい効果があるのでしょうか。
今回はマットタイプのダニ駆除剤について調べてみました。
Contents
ダニ駆除マットって一体なに?
ダニを駆除したいけど、殺虫剤は使いたくない。
このような人は多いのではないでしょうか。
特に赤ちゃんや小さな子供、ペットなどがいる場合、
殺虫剤が降りかかったものを口に入れたりすると大変です。
家の中で使う殺虫剤は必要最小限に留めておきたいですよね。
ダニ駆除マットとは、ダニが好む匂いでダニを誘引し、
粘着シートで捕獲するというものです。
殺虫成分を含むものと含まないものがありますが、
基本的には人体には無害だとされています。
粘着テープでくっつけて退治する!
ダニ駆除マットはどんな所でも使える上に、
ダニをマット内部の粘着シートに固定してしまうので、ダニの死骸やフンが飛び散りません。
ダニアレルギーの原因はダニの死骸やフンだと言われているので、
普通はダニを駆除したあと、念入りに掃除や洗濯をしなければなりません。
しかし、駆除マットはそのままゴミ箱に捨てるだけでOKです。
安心安全に駆除できる
ほとんどのダニ駆除マットは、ダニの誘引物質として食品添加物が使われています。
その匂いに誘われたダニがマットの中に潜り込みます。
その際、中の粘着シートに張り付いて逃げられなくなるというものです。
殺虫成分は一切含まれていない製品もあるので、
安心して使用することができます。
また、いくらダニを殺しても、
その死骸やフンが飛び散るようでは「ダニアレルギー」を悪化させてしまいます。
粘着シートの場合、そのような心配もありません。
ただし、安い駆除マットは効果が確認されていないものも多く、
「粘着シートの上をダニが歩いていた」などという報告もあります。
購入の際には、第三者によって効果が確認されている物を選ぶようにしましょう。
どこに置けばいいの?おススメの場所
ダニ駆除マットを購入したら、ダニが多そうな場所にどんどん設置していきましょう。
布団やベッドの下
ダニ駆除マットは、基本的にどこにおいても大丈夫ですが、
やはり一番効果的なのは布団やベッドマットの下です。
ダニは高温多湿を好み、人の髪の毛やフケ、
アカなどを食料としていますので、それらの条件が全て揃った布団やベッドは、
格好の繁殖場所となります。
押し入れ、収納ボックス
押し入れの中や収納ボックスなども、ダニが発生しやすい場所です。
ダニは暗くて湿ったところが大好きです。
このような場所の床部分に駆除マットを置いておけば、
自然とダニが集まってきて、そこから出られなくなるというわけです。
ダニ駆除マットの効果的な使い方
このように、ダニ駆除マットはとても便利な製品ですが、
その効果的な使い方には注意しましょう。
交換時期に注意する
マットの交換時期ですが、
一般的な製品はその効果の持続時間を3ヶ月としているものが多いようです。
せっかく駆除したダニをまた増やさないためにも、
3ヶ月たったらきちんと交換するようにしましょう。
継続的に使うこと
交換時期に気をつけるだけでなく、継続的に使うことも大切です。
ダニは温度、湿度、餌などの条件がそろえば、あっという間に大発生します。
いったん大発生させてしまうと、駆除も大変になってきます。
そういった事態にならないよう、
マットの交換をきちんと行うことが大切です。
まとめ
ダニは完全に駆除することが難しく、
気を抜けばすぐに増殖する厄介な害虫です。
対策の基本として、まずはダニの餌となるゴミをできるだけ取り除きましょう。
そのためにはこまめに掃除をしたり、
シーツや枕カバーは定期的に洗濯したりすることが重要です。
また、布団などはできるだけ毎日乾燥させましょう。
それでもダニが増えてしまったときは、
駆除剤を上手に活用して対策をしていってください。