ダニ 害虫駆除

一気にダニ退治!駆除剤(駆除薬)の正しい使い方知っていますか?

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毎年、梅雨がやってくると「またダニとの戦いが始まる…」と憂鬱な方もいらっしゃるでしょう。

ダニを退治するために薬局にやって来たのはいいけれど、たくさん種類があってどれを選んでよいかわからない…。

そんな方のために、今回はダニの代表的な駆除剤である「燻煙型」と「スプレー型」についてお伝えします。

ダニに効果的な駆除剤(駆除薬)の種類

ダニの駆除剤には、大きく分けて「燻煙型」「スプレー型」「シート型」の3つのタイプがあります。

このうち「シート型」は殺虫成分を含まないものが多く、
安心・安全である代わりに、効果があるのかないのかよくわからに、という意見が多いようです。

それでは、「燻煙型」と「スプレー型」はどう違うのでしょうか。

燻煙型

殺虫剤というと、ほとんどの人がこの燻煙型を思い浮かべるのではないでしょうか。

従来からあるオーソドックスなタイプは、
火をつけると殺虫剤を含む煙が部屋中に広がって害虫を一気に駆除するというものです。

最近では、火を使わず水を入れることによって薬剤を反応させて煙を出すタイプ、
煙ではなく霧を出すタイプなどが販売されています。

どのタイプも殺虫成分を含んでいるので、他のタイプの駆除剤に比べると大きな効果を発揮します。

スプレー型

燻煙タイプは、どれも使用に注意が必要です。

使用前には、食器や食料などは薬がかからないところに避難させなければいけません。

また、使用中は部屋に入ることができません。

使用後は薬剤を取り除くために、掃除機をかけたり拭き掃除をしたりする必要があります。

それに対して、スプレー型は気になるところにシュッシュッとふりかけるだけで済みます。

中には、殺虫成分を全く使わず、ダニが嫌う匂いをつけただけのものもあります。

ダニ駆除剤、燻煙型のメリット・デメリット

劇的な効果が期待できる燻煙型ですが、
使用に際してメリットとデメリットの両方があることを知っておきましょう。

布団も畳も同時に除去できる

燻煙型のメリットは、部屋を丸ごと駆除できるという点にあります。

布団やベッド、畳、カーペット、ソファーなど一気に駆除することができます。

ただし、製品によっては寝具には使えないものもありますので、
説明書きをよく読んで使用するようにしましょう。

精密機器など注意が必要

燻煙型の駆除剤を使用する前には、
オーディオやパソコンなどの精密機器にはカバーをかけるようにしましょう。

むき出しのままにしておくと、薬剤が降りかかって、
故障の原因となる可能性もあります。

ダニ駆除剤、スプレー型のメリット・デメリット

燻煙型に比べると、使いやすく手間もかからないスプレー型ですが、
やはりメリットとデメリットがあります。

手軽に簡単に出来る

スプレー型のメリットは、なんといっても手軽なことです。

燻煙タイプのように、使用前の準備や使用後の掃除などを気にすることはありません。

ソファーや布団にそのままスプレーして、乾かすだけで大丈夫です。

身体への影響に注意が必要

さて、いくら人体には害がないと言われても、
殺虫成分の入った液体を布団にふりかけると言うのはやはり抵抗があります。

特に小さな子供や赤ちゃんが寝る布団に、
殺虫剤をふりかけて本当に何の影響もないのでしょうか。

実際、使用後の布団で気分が悪くなったと言う意見も見受けられます。

使用するときは、正しい用法や容量を守り、
異常が見られたら直ちに使用を中止しましょう。

まとめ

ダニは、駆除することが非常に難しい害虫です。

ダニがどんどん増殖を始めるのは、気温25度、湿度60%くらいからです。

日本の梅雨は、ダニにとってちょうど繁殖しやすい条件が揃っています。

さらにダニは繁殖力が強く、環境が合えば1週間で100倍にも増えます。

また、いくら駆除しても、死骸やフンが残っていればそれがダニアレルギーの原因となります。

また、ダニの生命力の強さは驚くほどです。天日に干しても、
掃除機で吸っても、洗濯機で洗っても死にません。

乾燥させるか、温度を60度以上にすれば死滅させることができますが、
大きな家具や布団やベッドをその状態にするのは大変です。

駆除するためには、薬剤に頼ることも1つの方法です。

ただし、駆除した後は必ずていねいに掃除機をかけ、
ダニの死骸やフンを除去してください。

そして、再びダニが大発生しないように、
部屋の換気、布団や枕の乾燥、シーツやカバー類のこまめな洗濯を心がけましょう。

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